AWS Cloud Day Thailand 2023 のイベントレポート
会場
会場の Queen Sirikit National Convention Center ですが、バンコクの中心地でかつMRTの駅から直結なので、とても便利な場所です。何年も前に行ったことはあったのですが、最近行っていませんでした。施設は、かなりきれい改装されていました。去年11月にAPECがこのホールで開催されたので、そのときにかなりきれいに改装したようです。
朝から参加
タイオフィスのスタッフ数名と一緒に待ち合わせて朝から参加してきました。8時30分くらいに会場に入ったのですが、すでにかなり多くの人がいて驚きました。ホテルのような感じでコーヒーなどが無料提供されていました。朝からSupporterBoothは開いていたので、ブースを回ったり、知っているAWS Thailandの人に挨拶したりという感じでKeyNoteを待ちました。
KeyNote
セッション会場はかなり大きく、数えた感じだと3000人くらいの席数。席の埋まり具合は半分弱という感じだったので、1000人以上はセッション会場に入っていたんじゃないかと思います。
最初は、タイらしく伝統舞踊とムエタイから始まりました。
セッション中は、英語半分、タイ語半分という感じでした。同時通訳もあったようですが、英語→タイ語なので私は使用しませんでした。英語もタイ語も完全には理解できないですが、大まかに言っていることはわかるので、そのまま聞く感じにしました。
ここからは、自分が気になったトピックだけ書いていきます。
AWS Thailand オフィスの歴史と今後
AWS Thailandのマネージャーから、AWS Thailand オフィスの歴史と今後ということで話がありました。ここでタイリージョンの開始時期などについて明言しないかと期待していたのですが、そこには触れずじまいでした。まだ、タイリージョン開始は来年以降なのかなと思います。
東南アジアでのAWSの投資について
東南アジアでの投資について話をしていました。この投資というのはデータセンター(リージョン)の立ち上げということなのかなと思っています。
東南アジアにかなりの投資をするということですし、その中でもタイにはかなり大きな投資をするということのようです。
余談ですが、地図と国旗の位置がずれちゃっていますね。
Use CaseでSCGの話
SCG (サイアム・セメント・グループ)の人が登壇して、事例紹介をしていました。SCGは歴史のある企業で、王室とも関係の深いタイ最大の財閥ですね。 現在、AWS IoTの機能やServerlessの機能を活用して、IoTを推進しているという事例紹介でした。クラスメソッドタイランドでも最近はAWS IoTには注力しているので、興味深い内容でした。
DXのPanelディスカッションでCentralの話
DXのPanelディスカッションでCentralが登壇していました。タイの最大手小売グループですね。 こちらはCOVID19から、社会情勢が変わりデジタル化が進む中で、消費者同行が変わってきている。その中でクラウド利用の推進をしているという話をしていました。
CP ALL(7 Eleven)のセッション
朝のキーノートでCP ALLが7 ElevenのデリバリーシステムをAWSで構築しているという話がありました。 また、午後にも7Elevenのデリバリーシステムのもっと細かい内容について個別のセッションがありました。
食事など
ランチは無料でビュッフェ形式で提供されました。ホテルビュッフェという感じで、贅沢なランチを頂けました。
全体的な印象として
タイの大手の財閥がAWSを使ってのサービスを実際に始めているという事例紹介が出ていたのが印象的でした。 今まではタイではAWSやクラウドの認知は少しづつ上がっている印象ではありましたが、今まではスタートアップが使うものという位置づけだったと思います。 今これが変わってきていて、タイの大手企業での利用が増えていっているのだというのがわかりました。
あとは、参加者はITエンジニアよりも、ビジネスパーソンが多い印象でした。技術面と言うよりはビジネス効果的な意味合いでAWSの注目が大きいのかなと思います。
また、イベントとしてのAWSがしっかりとお金をかけたイベントとなっており、AWSはタイでのビジネスに本気で取り組むんだということをアピールしていたように感じました。